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吉原は売春だけの歓楽街では ありませんでした。粋な文化人が集う社交サロンでもあったのです。そんな吉原の よもやま話をご紹介。ドラマでの“りつ”は架空の人。彼女の帯は「麻の葉文様」です。

山東京伝は絵師と戯作者の二刀流。蔦重と組んで、次々とヒット作を生み出しました。江戸町人の美意識は「粋(いき)」。京伝の生き方や作品は、まさしく「粋」でした。ドラマでの彼の衣装も粋だと流行った「杉綾文様」です。

大文字屋市兵衛は如才ない経営者。あだ名は“かぼちゃ”、遊女に安いかぼちゃばかり食べさせたから。大河での衣装は南瓜色の「コマ文様」です。頭の回転が良く、お金を回していたからでしょうか?