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愛子さま 初の海外訪問はラオス
ラオスはどんな国?

2025年11月、天皇、皇后両陛下の長女“愛子さま”が、初の海外でのご公務をなさいました。
行き先はラオス。
国交樹立70周年を迎えています。
愛子さまは「暖かい人柄やお心遣いにより、充実した心に残る訪問となりました」と感想を述べていらっしゃいます。
愛子様のスピーチに「伝統文様」のお言葉

愛子さまは歓迎の晩餐会で、次の様に述べられました。
「ラオスには、豊かなメコン川の恵みと共に、国民の生活に根付いた古くからの伝統文化が残されていると伺っております。—— 略—— 無形文化遺産である『ナーガ文様』の伝統織物など様々なものに触れながら、美しい自然や伝統との調和の中に生きるラオスの人々の生活や文化を肌で感じることができればうれしく思います」
織物は、ラオスの人々にとって大切なもの

ラオスの女性の民族衣装は“シン”と呼ばれる、筒状のスカートです。
多くのラオスの女性は自分でシンを作ります。
先祖代々 民族ごとに伝わってきた技術で、糸を染色し布を織ることから始まります。
人々は良いことがあった時の布をお守りとして、ボロボロになっても大事にします。
織物の色や文様が、神の守りを引き寄せてくれると信じているからです。
織物はラオスの人々にとって単なる布ではなく、信仰、家族への愛情、伝統の証なのです。
文様も、ラオスの人々にとって特別なもの

シンの文様は、刺繍ではなく、織りによって描かれます。
簡単な織り機を使っているのに、緻密で複雑な文様を長い時間をかけて根気よく織り上げます。
文様は花や木、幾何学模様や想像上の守護神(ナーガ)などがあります。
愛子さまのスピーチの通り、ラオスの文様は「美しい自然や伝統との調和の中に生きるラオスの人々の生活や文化」を感じさせる特別なものです。
愛子さまに贈られた衣装の文様の意味
菱形と花文様

愛子さまは、国家主席夫人から“シン”(巻きスカート)と“パービアン”(肩にかけるショール)を贈られました。
菱形と花文様

連続する菱形の中に美しい色々の花文様が織られています。
・菱形には子孫繁栄や魔除けの意味があり、菱形の連続はラオスでは格式の高い文様とされている
・花の文様は優しさや豊さの象徴
王族の方々が使用する特別な文様だそうです。
ナーガ文様

愛子さまは国家副主席からもシンとパービアンを贈られました。
色はラオスの王族が着る紫、そして文様はナーガ、こちらも高貴な衣装です。

ラオスは周囲をベトナム・中国などアジアの国々に囲まれ、海に面していません。
北から南までをメコン川が貫き、生活と文化の中心となっています。
人々は、そのメコン川に伝説の蛇“ナーガ”が棲んでいると信じてきました。
ナーガは水の神であり、人々を邪悪なものから守護神なのです。
ナーガ文様

守護神ナーガの文様の衣服は、ラオスの人々にとっての大切なお守りです。
それゆえ、ナーガ文様は、ユネスコ無形文化遺産に指定されました。
文様のナーガは、頭にはトサカがあり、蛇の様な体をジグザグに曲がりくねらせているのが特徴です。
愛子さまの微笑み

日本で初めての女性天皇は“推古天皇”。
聖徳太子と共に天皇による政治的基盤を築きました。
推古天皇は、日本書紀に以下の様に記録されています。
容姿は光り輝く様に美しく、立ち居振る舞いは品格があった
姿色端麗、進止軌制
とても聡明で気品に溢れていらっしゃる愛子さま。
推古天皇の笑みも こうだったろうかと想像させる愛子さまの微笑みは、ラオスの人々の心に深く刻まれたことでしょう。
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